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読者からのお便り

ウジ トモコ様

はじめまして。初めてご連絡させて頂きます山口と申します。

私は現在、某デザインコンサルティング会社にてプロデューサーの仕事をしております。もともとはデザイナー出身者でございますが、経営(マーケティング)にも興味があり、デザインと経営(マーケティング)をどう結び付けていくかに日々葛藤し、仕事をしております。

先日、藤田尚美先生のフォトリーディング講座を受けさせて頂きました際、ウジ様の本をフォトリーディングさせて頂き、とても感銘を受けさせて頂きまして、今回ご連絡させて頂きました次第です。

まさに自分の興味の分野に関して、とても判りやすく丁寧に書かれた文章によって自らの頭の中を再整理させて頂く事が出来ました。

また、経営企画部やマーケティング部の方々とも仕事を行っている私にとって、もともとデザインに興味のない人を説得する為の材料としてもおおいに活用させていただいております。

ウジ様がおっしゃられるように、日本ではデザイン=コストという意識がまだまだ強いと思います。(デザイナー出身者の経営幹部の少なさやデザイン部に与えられる予算の少なさを仕事を通じて日々感じております。)

その一因として、これまであまりにもデザイン部とその他の部署の溝が大きかった事があげられると思います。(デザインは別物、アーティストがおこなうもの、俺にはわからないから。。。という意識が僕のクライアント先のマーケティング部や経営企画部の空気に感じられることが未だ多いです。)

しかし、経済的合理性の追求のみでは企業・商品の差別化が困難となってきている今日において、人の感情に直接訴える事のできるデザインはより重要性を増し、それをベースとしたブランディング、マーケティング(五感、物語、感性、ペルソナ戦略等)が企業戦略にも必要不可欠になって来ていると思います。

最近のベストセラーをみてみても、デザインと経営、マーケティングをクロスオーバーした内容のものが多く、皆経営に対するデザインの有用性はうっすらわかってきているんだけれど、それを実務にどう反映してよいかわからない。。というのが現実であると思います。

これまで大きく開いていたデザインと経営の間の溝が、社会の流れ・要求によってとても早く縮まってきており、そこに人の実感がついていっていないのが現状であると思います。

上記の様な現状の中で、ウジ様の「デザインはマーケティングをすることである」という、よりビジネス的なデザインのご視点は、企業の中でのデザインに対する壁を低くし、デザインと経営を結びつける大きな役割を果たされていると確信しております。

デザイン=資産を築く為の投資である(モノを売るためのマーケティングの一部である)、という意識を企業担当者(特にデザイン部署以外の方)がもってくださることが、今後の日本の競争力を高めていく事にも繋がる重要な一歩となることと思います。


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昨日、パーティで山口さんご本人にお会いすることができました!


山口さんもおっしゃられるように、


「これまで大きく開いていたデザインと経営の間の溝が、社会の流れ・要求によってとても早く縮まってきており、そこに人の実感がついていっていないのが現状であると思います。」

非常に納得してしまいました。

経営やビジネスに関わるひとりでも多くの方に、またデザインやクリエイティブジャンル以外の人々に、デザインの重要性や役割を今後もお伝えできればとおもいます。

ご紹介頂いた、藤田尚美さん、本当にありがとうございます。
山口さん、貴重なご意見をありがとうございました。
by sikaku-marketing | 2008-06-13 08:20 | いい話